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事例紹介

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トレインワーケーション(2021〜)

202年2月に観光列車を貸し切った「トレインワーケーション」を日本で初めて企画・実行し、2022年末時点で計6回実施して来ました。列車移動をしながら仕事と観光を楽しむ「トレインワーケーション」は、収益の確保に苦慮する観光業や鉄道業の活路になると考えています。株式会社ふろしきや、一般社団法人信州千曲観光局、しなの鉄道株式会社が3社提携で「トレインワーケーション体験ツアー」を定期的にパッケージとして提供しています。

トレインワーケーションが始まったエピソードはこちら


ノマドワークが進んだ時代に新しい鉄道資源の活用を


集中作業・個室を使ったウェブ会議・参加者同士のコミュニケーションを楽しむなど、列車から望む景色と美食を楽しみながら、それぞれのワーケーションを満喫。「移動自体が特別な体験になっているので、そこで仕事をするだけでリフレッシュを伴うワーケーションが実現できています」参加者が言うように、働き方ニューノーマルの時代に鉄道資源の活用は新たな市場を生む可能性を秘めています。多くの観光列車は、食事を提供するなどのために比較的大きなテーブルが備え付けられていることが多くワークスペースとして有効です。「ろくもん」のように、「個室スペース」「カフェと展望スペース」「オープンスペース」など車内のデザインも多様になっており、働くスタイルに合わせて、スペースを選ぶことも可能であり、ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)との親和性が高いことが、ほかの移動体によるワーケーション体験と比較しても観光列車の有利な点です。

低迷する鉄道業界の活路、観光列車によるワーケーションの可能性


全国各地で運行される観光列車は、それぞれに個性を持ち、地域色を反映した内装デザイン、地域文化との連携による車内・停車駅によるイベント、車内で提供される食事、大きな窓や車窓に対面する座席による眺望など独自の取り組みを進められていますが、基本的に観光客向けの運行であり、週末・祝日を中心に運行されており、鉄道会社が投資して導入した貴重な資産の活用は半分程度となっています。

トレインワーケーションでは、こうした平日の遊休資産を活用することができ、鉄道会社の資産を有効活用することができます。列車という特性上、列車運行とともに車窓に沿線風景が流れ、トレインワーケーション参加者には、流れる風景で気分転換を提供し、また沿線の観光地との連携を図ることで休憩時間にあわせて沿線の特産品を提供することで、その地域の魅力を参加者にアピールすることも可能となります。


・2021年2月24日(水)運行:初めてのトレインワーケーション



初めて開催されたトレインワーケーションは、第5回千曲市ワーケーション体験会に合わせて、しなの鉄道の観光列車「ろくもん」を貸し切り、真冬の信州の冬景色を楽しむプランで運行しました。戸倉駅を出発し、軽井沢駅で折り返し、豊野駅まで運行し、30名が乗車しました。豊野駅からはバスを貸切り、飯縄町で新しくコミュニティ拠点となっていたいいづなコネクトEAST、小布施町で新しくワークスペースを儲ける取り組みを行った北斎館を訪問する、1日信州を周遊するプランを実施しました。

URL:https://pro.form-mailer.jp/lp/5ea6103e213976


・2021年8月10日(火)運行:真夏のトレインワーケーション


2回目のトレインワーケーションは真夏のワーケーション・ウェルカムデイズに合わせ前回同様「ろくもん」を貸し切り、今度は北信五岳を眺めながら戸倉駅と黒姫駅を往復する1日を企画・実行しました。黒姫駅では約5時間停車し、車内でのワーク、野尻湖でのアクティビティを選び、各々の予定に合わせたプログラムを用意。また、駅停車中の観光列車によるコワーキングスペース&カフェ利用を可能とし、新しい観光列車活用の試みを行いました。夏休みの運行ということもあり、親子含めて30名を超える参加者となりました。

URL:https://trainworkation.onsen-maas.com/wwd2108


・2021年10月13日(水)運行:信越トレイン・ワーケーション


3回目は「色彩豊かな秋、観光列車を乗り継ぎ、五感と創造性を磨く旅へ」と題して、しなの鉄道が誇る、信州の豊かな自然と美食を堪能する観光列車「ろくもん」と、国内最大級の展望を確保し、インテリアの細部にまで”新潟”にこだわる「えちごトキめきリゾート雪月花」の乗り継ぎを実現。

ワークタイムとして1日5時間程度の自由時間を設けながら五感を刺激し、自分の創造性を高めていく旅は新しい体験。秋のベストシーズン。人気観光列車乗継、宿、食事、温泉、信州と新潟の秋を全身で感じることで、新しい働き方はもちろんのこと、新しい自分に出逢えるような、五感で楽しむ2泊3日の旅を行いました。

URL:https://trainworkation.onsen-maas.com/shin-etsu-premium

・2021年11月22日(火)運行:貸切ろくもん「駅カフェ」


4回目は秋のワーケーション・ウェルカムデイズに合わせて観光列車「ろくもん」をコワーキングスペース&カフェ利用できる「ろくもん駅カフェ」としてオープン。長野県周遊フィールドワーク&アイデアソンでのアイデアを考える時間として設定し、屋代駅(千曲市)・戸倉駅(千曲市)・田中駅(東御市)に 運行・停車しながら回遊。普段の仕事、フィールドワークの議論など非日常空間での仕事体験を行いました。

URL:https://chikuma-kanko.com/2021-10-22/post-30325/

・2022年2月22日(火)運行:千曲から軽井沢に優雅なろくもん旅


5回目は、再び冬景色を見ながら 戸倉から魅力の違う軽井沢へしなの鉄道観光列車「ろくもん」で特別貸し切りで往復しました。お昼時に軽井沢を周遊し、軽井沢のコワーキングスペースをめぐり、帰りに温泉もある東御市田中駅も停車、夜には月の都千曲の景色を味わうイタリアンディナーで贅沢な1日を演出しました。

URL:https://chikuma-kanko.com/2022-01-31/post-32018/


・2022年8月9日(火)運行:


6回目のトレインワーケーションは、同じく「ろくもん」を貸し切り、千曲市・小諸市・東御市を周遊し、初めてワイナリーをめぐるバスツアーと連携したプランを運行しました。

真夏の中涼しい車内で、ゆったりとした信州の景色と飲食を味わい、そして共に信州を活気づけたいという関係者の想いから、周囲のワイナリーなども巻き込んだ、大人だけはもちろん、子連れファミリーでも乗できる、夏休みだからこそできるプラントなりました。

URL:https://trainworkation.onsen-maas.com/wwd2208


2023年2月に次回トレインワーケーションは運行予定です。決定次第本サイトでアップします。また、ワーケーション公式アカウントで登録いただくと最新の情報をお知らせします。
ワーケーション公式LINEアカウント:https://lin.ee/ywFZDF4